「神秘の小箱」のルーツ

■最初は「開運アイテム」じゃなかった!?


まずウォリーボックスについて、知られていない意外な事実をお教えしましょう。

実は本来のウォリーボックスは、願いを叶えることが目的で作られたのではないのです。
あまり正しい情報を知らない人はビックリしたのではないでしょうか。

もともとウォリーボックスは1998年、アメリカにある「The Worry Box」社が初めて製品化しました。
社名を見てわかる通り、ウォリーボックスを専門で開発・製造している会社です。

そして今や大ヒットアイテムに育った「ウォリーボックス」の由来になったのは、
メキシコに住むヒスパニック系の人たちの風習でした。

「心配事を紙に書き、それを悩みが解決するまで箱に入れておく」という伝承がヒスパニック系の人たちあり、今でも実際に行なわれています。
最初にウォリーボックスのモデルになったのは木の箱と棒状の人形だったのです。

さて、ここで学校の英語の授業を思い出してください。
「worry」は心配事、悩みといった意味でしたね。だからWorry Boxを直訳すると
「悩み事を入れておく箱」になります。

もしウォリーボックスが最初から願いを叶えるための箱なら「Hope Box」や「Wish Box」と
名付けているはずですよね?

実際、オリジナルになったヒスパニックの風習(Worry Box)でも、心配事を書いて入れておく。
ただそれだけです。なかなか他人に話せない悩みや心配を箱に入れておき、
その中にいるスピリチュアルな存在(天使)に見守ってもらう……。

だから精神の安らぎを得て、新しいスタートに立つことができる。
それが本来の意味だったのです。

この風習を知ったウォリーボックス社も「心配事を入れておくための小箱」を
製品化しようと考えました。

・木の箱を神秘的なダマスコ織の小箱に
・棒状の人形をキュートなガラス製の天使たちに
・スペイン語のメッセージを英語メッセージに

……と現代風にアレンジし、悩みをかかえた多くの人にとって癒しになりたい。
そう願って作られたのが、世界で初めて製品化されたウォリーボックスだったわけです。

ここまで読んで「じゃあ願いが叶うってのはウソだったの?」と思った人は、ちょっと待ってください。

この話にはまだ続きがあります。

たしかに当初は願い事を入れておくだけの小箱だったウォリーボックスですが、
完成した製品がリリースされてから変化が起きたのです。


天使たちは働き者だった?

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